『ミルク』を観たかったのですがNetflixにあったからこちらを。ドキュメンタリーだけど、だからこそ観てよかった。
70年代にサンフランシスコの市会議員に当選した政治家。"A gay immigrant" ゲイだけでなく、ユダヤ人でもある。
いつかは攻撃されるだろうと知っていながら勇敢に、常に幅広く社会問題に目を向けて叫び続けた人。
ダン・ホワイトの裁判は本当に白人の強さを感じざるを得ないし、彼が白人でなかったらこんな結果にはならないだろうって思ってしまうもの。
同時にマイノリティが権利を訴えると、それに退けられたように感じて、今度は大衆サイドが自分がマイノリティになるかのように振る舞う恐怖意識みたいのもあるのかな。平等って非常に難しい。
事件があってからカミングアウトをする人が増えた話。怯えて隠れるのではなく、気づいた人々。ハーヴェイミルクが社会にもたらした影響は計り知れないものだったんだろうね。
マイノリティっていうけれど、多くの人が声をあげたり賛同する人をみると、これのどこが「少数」なのか?と思う。生き辛い社会って。