かえるのエリー

メイジーの瞳のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
3.9
ずっとAmazonプライムでウォッチリストに入れていた1本。数あるリストの中から今日の鑑賞に選んだのは、少女の真っ直ぐな視線に呼び寄せらせたから。


以下ネタバレ感想


とにかく実の父母が酷い。母は自由な夫に愛想を尽かし、自分の時間を作れそうな男と再婚する。父はかまってくれない妻に愛想を尽かし、面倒見のいい女と結婚する。そこに翻弄される6歳のメイジーを見ているのが本当に辛い。メイジーは父母のところを交互に行き来しても、彼らの新しいパートナーと絆を深めながら明るく楽しく振る舞っていたが、たった一度、知らない家に泊まった時、初めて涙を見せる。。。許せないよね、ほんと、メイジーを泣かす奴は。

だからラスト、彼女自身の選択で真っ直ぐ母を見ながらした決断は、6歳の子にこんなことさせるなよ!と怒りつつもその正しい選択に安堵した。彼女の未来に幸あれと願うばかり・・・とまるで現実世界の事のように思ってしまうほど、メイジー役の子は素晴らしかった。(本作以降、出演作が無いようで寂しい) ☆はメイジーへ。