Emma

メイジーの瞳のEmmaのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
4.5
離婚、りこん、リコン。

今の世の中、珍しくもないありふれた【離婚】という出来事が、何を意味するのかとても考えさせられる映画です。

映像や美術、メイジーの着ているお洋服、すべて真似したいほど可愛らしいので、ストーリーはもちろんながら雑貨好きさんは、目でも楽しめる作品ですよ。

愛ってなんだろう、親ってなんだろうと思わずにはいられません。
人間の愛って、血のつながりだけじゃないよね。

マーゴとリンカーンが最初から最後までとことん色褪せない優しさを持った人たちであることが、とても心強くて、嬉しい。

ジュリアンって、キャリーといいぶっ飛んだ母親やらせるとリアルだよね。。終始、未熟な母親で見てるとイライラするけど、もし私がメイジーの母親なら、とても辛い展開だと思う。それこそ、自分の人間性の招いた結果だけどね。

子供は心の垣根が低いから、人を選ぶなんて出来ないんです。好きはものは好きなんだから。
大人の勝手な都合って、本当に勝手なんだよね。

世の中にうんと溢れた離婚という家庭の出来事、その陰にいる子供達の心の内をもう一度、立ち止まって考えてみたい。そんな作品です。
Emma

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