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メイジーの瞳のmaruchanのレビュー・感想・評価

メイジーの瞳(2012年製作の映画)
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🇺🇸

はぁ。
これは一種のホラーだ。

母と子のキスでこんなにぞっとしたのは始めて。

両親の離婚、その親権争いで父と母のもとを10日ごとに行き来するメイジー。

大人たちはみんな自分が一番で、10日ごとということすら守られなくて。

メイジーが人懐こく、あと、お洋服などが色鮮やかで視覚的にも和ませてもらったけれど、だいぶカオスだった。

両親にもちろん責任があるのだけど、再婚相手も再婚相手で驚愕。

長身のルックスに贔屓目になってしまっていないか考えたけど、リンカーンは割と良いやつにみえたのは、そんなに責任がある立場じゃなかったからかな。

わたし的に、一番のホラーはマーゴでした。
あの新婚旅行へと去っていくところが、結果オーライだとしてもとても残酷に感じてしまった。

映画はつくりものなのに、
とても感情移入して、メイジーにとってなにがベストなのか考えてしまった。

母も娘を愛していることは嘘ではないと伝わってきたことが切なかった。

さいごは、すこし、希望が感じられてよかった。
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