ニクガタナ

ペーパーボーイ 真夏の引力のニクガタナのレビュー・感想・評価

3.4
69年フロリダが舞台。保安官殺しの罪で投獄された死刑囚の無罪を訴える婚約者に惚れた若き新聞屋の、変態達に囲まれた一夏の壮絶な青春クライムサスペンス。16mmで撮ってるのか粒子の粗い画で時々ドキュメンタリータッチ。主人公ジャックを演じたザック・エフロンはザ・アメリカ二枚目青年な感じであまり魅力感じない。何しろ周りのメンツが濃すぎる。死刑囚ヒラリーを演じたジョン・キューザックが怖すぎる。ニコール・キッドマンが体当たりで演じた婚約者シャーロットの「危険な男が好き」って思考が理解できない。不良に惚れる女性と同じ思考?初対面となる面会シーンの見たことないほど凄まじい視姦に唖然とした。出所後の切羽詰まった濡れ場もまた凄まじい。ヒラリーが住む沼地の住環境が酷くて本当にアメリカの話?って思うし、海でクラゲに刺されたジャックはシャーロットにオシッコかけられちゃうわ、マシュー・マコノヒーが演じた兄の性癖も衝撃的だわ、望んでない見どころ満載。
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