くれちゃん

スタンリーのお弁当箱のくれちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

インド映画は、『きっとうまくいく』に続き二作目の鑑賞でした。
二作に共通しているのは、悲しい現実部分(こういう表現で良いのか悩みますが。)もありながらも前向きに明るく生きていく姿が印象的だということ。

子ども達が皆、対等だと感じた。
他の国の映画だと、子ども達の中にも大抵嫌な奴がいる設定が多いけれど、子ども達の友達を思う優しい気持ちに心温まりました。お金持ちっぽい、ふくよかなアマンの優しさが特に印象的でした。アマンの将来が勝手に楽しみ。
喧嘩はあってもイジメは無さそうだなぁ。

お腹を空かせた友達が居たら、自分のお弁当を分けてあげる。
お弁当を持って来れないスタンリー。
お昼ご飯も水でお腹を膨らませて過ごす。
そんなスタンリーが先生からご褒美でもらったチョコレート。観ていて、『良かったね!勢いよく食べちゃって!』って思っていたら、お弁当を分けてくれた友だちにも分け合っていた。

悲しみも喜びも分け合う。

最後の最後まで、スタンリーがお母さんの事を黙っていた場面は心がギュッてなりました。
くれちゃん

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