たりほssk

海の上のバルコニーのたりほsskのネタバレレビュー・内容・結末

海の上のバルコニー(2010年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

マリ=ジャンヌがマルクを想う一途な気持ちと、キャティを想うマルクの気持ちの交差が見どころ。マルクが家庭を顧みずキャティ(マリ=ジャンヌ)にのめりこんでいく様子が何とも切ない。子供時代の想いがそれほどまでに強いものなのか、それとも紛争中のアルジェリアという時代がそうさせるのか…?
そしてさらに同僚の裏切りが絡み、マリ=ジャンヌの正体が暴かれ、ストーリーの厚みが増していく。ただ全体的に演出が控えめ、というかメリハリが足りなかったような印象でした。
ラストは現実的に考えればかなり深刻なことをさらっと言ったのがニクイですね。マルクは「迷った」けど覚悟決めたんだと思います。
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