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ファクトリー・ウーマンのmamのネタバレレビュー・内容・結末

ファクトリー・ウーマン(2010年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

イギリスのフォード工場に勤めるミシン工の女性達が、「女だから」という理由で賃金は半分以下の時代に「男女同一賃金」を叫び起こしたストライキ。

リーダーに選ばれたリタは、大人しめな外見からは想像できないくらいに強くて芯のある女性。組合幹部や会社側にも啖呵をきる威勢の良さ。
工場長の妻(だけどリタ達の味方)に借りたBIBAの赤い勝負服ワンピで、組合総会に乗り込み男達の心を動かしたアツいスピーチにジンとくる。
"「正義のために闘える人」よ、闘うことをやめていないのなら、一緒に立ち上がって欲しい "

フォードに4万人の雇用なくすよって脅されてたから辛い立場だったと思うけれど、覚悟を決めてくれたバーバラ・キャッスル雇用大臣カッコ良かった!(大臣が同じ女性だったっていうのが大きいよね)

彼女達を鼓舞し、ずっと味方でいてくれる主任も良い人すぎる(母親の苦労を見てきてるので)

50年経った今も日本ではまだ格差改善されたとは言えないけれど、立ち上がり闘ってくれた女性達のお陰で今があるかと思うと感謝しかない。ありがとう!

2022-527
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