しゅん

きっと、うまくいくのしゅんのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.8
人生で最も元気になれる映画。

All is well(うまーくいーく)

笑って泣ける、人生に大切なことを沢山教えてくれるエンターテインメント映画。

大学生時代の過去と大人の現在を交互に物語が進んでいく。

メインの学生時代は勉強、将来、友情、恋愛など青春映画の王道を貫きながら、生きるとは何かを教えてくれる。
同時にインドの学歴競争や教育問題などの実情にもメスを入れ、個人の意見を尊重することの大切さを伝えてくれる。

大人になった10年後の現代では行方不明になっている人生の師ランチョーとの再会を目指す。

3時間という長丁場ですが、展開が早く、緩急があり、歌や踊りもあるので、時間を気にせずあっという間に進む。なにより見やすく、面白い!!

インド映画特有のお洒落な衣装で、歌って踊るミュージカル演出はエンタメ感が強くてとても素敵だし、音楽の曲調とタイミングが神がかっていました。
特にAll is wellは頭に残るし、この映画の代名詞だけあって見ているだけでもハッピーになれます。

ただ個人的に1番凄いと感じたのはとにかく名言の宝庫です。

・成功を追うのは間違い、優秀なら成功は付いてくる
・人の心は複雑なものだ。親友が落第だと心が痛む、1番だとよけい痛む
・将来を心配してたら生きていけない

など一言一言が諦めない心や挑戦への勇気を与えてくれたり、誰のために、何のために頑張っているかを悟らせてくれます。

ファルハーンが父親に写真家になる決心を伝えたシーンの父親の優しさにめちゃくちゃ感動しました。

No.1じゃなくONLY1

他人に合わせるのではなく、自分に正直に生きる。それが自分自身の人生だ。

怖いなら不安なら勇気が出ないならこの歌を頭の中で歌おう。

All is well(うまーくいーく)
しゅん

しゅん