あちぴろ

きっと、うまくいくのあちぴろのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
5.0
時間にして170分。ほぼ3時間に及ぶ作品でした。
なんだろう。。全く時間の長さを感じず、もっともっと観たい気持ちになった。

笑って、ジーンとして、また笑って・・・を繰り返しながらなのに、飽きない。
いきなりダンスと歌のシーンが飛び出してくる、一番最初のトイレ内から始まる男子みんなで踊る「Aal Izz Well(アール・イーズ・ウェル)」は一瞬戸惑ったんだけど、その後からピアと歌う「スビドゥビ・パランパン」は全く抵抗なく観れてしまう・・・。むしろリズムが分かりやすいので一緒に口ずさみそうになる。
インドの映画を観るのはきっと初めてなんだけど、全く抵抗がなかった。
そっか。ボクが小さいころに姉の影響で宝塚を観ていたからか、芝居の中に突然歌やダンスが出てくることを自然と受け入れられるのかな。。

・本とは何かを説明するシーン
・学長に言われ教壇に立つシーン
・ピアの彼氏の価値観に対するシーン
などなど、まだまだジーンとくるシーン、ほほぅ!!っと感嘆の声を上げるシーンがてんこ盛り。
ランチョー、ファルハーン、ラージューの三人の友情、三人と学長との戦い?w、ランチョーとピアの恋、それぞれの家庭事情、インドという国が抱える社会問題などほんっとに色んな要素がぎっしりと詰まった映画だった。
中でも、ファルハーンとラージューに将来を話し合うあの階段のシーンは泣ける。ラージューの面接も泣けた。。ファルハーンがお父さんにやりたいことを話すシーンも・・・とほんとにあげだしたらキリがない!

この映画を観て、ちょっと結果ばかりにこだわるんじゃなく、結果は後から付いて来るっていうことを胸に刻みたいなーって思いました。(もうおっさんなのに今さら←

たしかにこの映画は尺が長いし、いきなり踊り出すし、歌い出すけど、絶対観てもらいたい映画だと思います。
フォロワーの「おらんだ」さんのレビューでこの映画を知り、ボクも見ることが出来ました。感謝!

必ずその時々でみんなが心臓を叩いていう言葉。
「Aal Izz Well!(アール・イーズ・ウェル)」
きっと、うまーくいく!
あちぴろ

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