結果ではなく、過程を生きることに意味があるんだと思わせてくれる名作。
子を想うが余り、こう生きてほしいという理想を押し付ける親。
親への恩ゆえに、期待に応えようとして潰れてしまう子供。
お互い持っている気持ちは深い愛情に変わりないのに、そこに歪みを持たせてしまう、大学至上主義、職業至上主義。
きっといまのインドを取り巻く大きな問題なのだろう。
そこに疑問を持った一学生の行動が、徐々に周囲を巻き込み、人生の選択において本当に大事なことは何かを教えてくれる。
"富や名声をゴールとすることはただの見栄。
好きなこと、愛するものを目的として動き始めた時、人は真に大切なものを手に入れ、人生において満たされるのだ。"ということを。
毎日、今日を終える時に、見栄のためでなく、本当に好きなこと、好きな人のために生きたと言える毎日を送れるよう、この作品を思い出したい。
ーボリウッド映画、なんとなく抵抗があったけど、勧めてくれた友達に感謝！
