このレビューはネタバレを含みます
バカたちが嫌なオトナをぎゃふんと言わせる痛快劇。
ただただ最高でした。
声を出して笑ったシーンも数え切れないほどあれば、打って変わってぼろぼろ泣いたシーンも同じくらいたくさんありました。
オクラはキロ12ルピーとか、冒頭で消音銃が言う昔お前らが飲んでたラム酒だとか、伏線みたいに忘れた頃に過去のネタを掘り出してくるシーンがかなり多くて面白いです。3時間近くある映画なので、そういえばそんな件もあったな、と思わず笑える。
そして、未遂を含め自殺するキャラが何人かいますが、全員に共通する学長からの圧迫。
自殺なんかじゃない、社会が起こした殺人だ、というのは、私も常々感じます。
挿入歌にもグッとくるフレーズがたくさんありました。
「鶏は卵の運命を知らない」
「人生は一瞬の道程なのに
一歩ごとにふらつくのはなぜ」
夢を諦めかけている人、何のために頑張ればいいかわからなくなった人、幸せだけど何か物足りないと感じている人、すべてのひとに観てほしい作品。
余談ですが、ラージューものすごくイケメンですね。ミリ坊主はめちゃめちゃ可愛い。センチ坊主になると更に可愛さが増してました。
アール・イズ・ウェール!