短期間に何人もの方に勧めていただいた本作、実ははじめてのインド映画。
やりすぎ演出や説明的なものが多いな、と一歩ひいて観ていたんだけど、最後の舞台の美しさと友情の美しさ、ランチョーの心の美しさにどばっどば泣いた。青空の美しさに『落下の王国』を思い出して調べると同じ撮影地だそう。青と白の絵具を砂浜に落としたような360°ひろがる空と雲。ランチョーの曇りない学問を希求する心を表したかのよう。すっっっごい綺麗、がっちりと心を掴まれ、インドにすごく行きたくなった。
過剰な演出とご都合展開は好き嫌い分かれそう。でも優しい作品だと思ったし、この映画が好きな人はきっととても優しくていい人なんだろうな。
恐れ、焦り、心穏やかでない時、"うまくいく"なんてハッタリだ。それでもこの根拠なき自信こそが自分を強くして大事な人を救う。
