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きっと、うまくいくのHKのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.1
“アール イズ ウェール”
“ズビドゥビー パランパン♪”
笑って、歌って、踊って、このちょっとベタで懐かしい感じは・・・無責任シリーズや若大将シリーズのノリでは?

高評価ながら約3時間の長尺のためなかなか見る決心がつかず。いざ観てみると長さに納得。前半と後半で映画2本分の面白さが詰まってました。シリーズものの2本立てを観ている気分。

真ん中でインターバル(休憩)があるのも懐かしい。昔は3時間前後の大作は必ずこういう風にトイレ休憩があり劇場でも安心できました。ロビーにはタバコを吸ったり、前半の感想を話し合ったりしてる人たちがいたもんです。

ストーリーはある程度先が読める部分もありますが、それはたいした問題ではなく、笑いと涙の王道を突っ走ります。

本作は2009年制作のインド映画で日本公開は2013年。ちょっとトム・ハンクスを若く細くしたような主人公ランチョー役の俳優は当時44歳というから驚き。ラージューの貧乏な実家のシーンだけモノクロなのがオモシロイ。
また、長尺だとネタやセリフや音楽の繰り返しがより効果的だということが再認識できました。

観る前は若者向けの能天気なだけの映画では、と思っていたら大間違い。後半ずいぶん泣かされました。私のように疑ってる人は是非観てください。これが私からの“無料の忠告”です。

去年filmarksを始めなければ、この映画の存在を知らなかったかもしれないし、Amazon Prime がなければ観てなかったかもしれない。まだ知らない面白い映画と出会えるキッカケが増えたことに感謝。
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