ハリボ

きっと、うまくいくのハリボのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
3.9
【2020年117本目】

うまくいくことが、きっとある。

インド映画の力は、やはり作る側の人間性に強く影響されるのかな?
力強すぎる。

幸せになるのは難しい問題だ。
自分がどうなれば幸せなのかを考える必要があって、指標は無限にある。
自分は誰よりも幸せになりたいと思えば、誰よりも偉くなって、誰よりもお金持ちになることは一つの答えかもしれない。
目標に向かって努力することは、間違いではない。
でもいつしか、誰よりも偉くなることと誰よりもお金持ちになろうとはしてないだろうか。

本当は幸せになりたかっただけなのに。

偉くなくても、お金持ちじゃなくても、幸せな人はいる。自分にとっての幸せがなんなのか、本質を失わずに生きていくことは、現在においては複雑化しすぎている。

アミールカーンが演じるランチョーは、人々が失ってしまうものを自然に真っ直ぐ見続ける。
映画ならではだとも思うけれど、されど映画なんだろうな。
ハリボ

ハリボ