Hondaカット

アンチヴァイラルのHondaカットのレビュー・感想・評価

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)
3.4
モノクロの中に映える赤い血が、どす黒くなっていく…映像のセンスのみかと思いきや、意外にストーリーもあった。予算的に広い画では表現できず、狭い画が多いのにちゃんとSF世界観の広がりや奥行きが感じられたのが一番のセンスだと思う。これなかなかできないんだよな。
性的志向に直接結びつく話の設定だが性的描写がほとんど無くてびっくりした。そのぶん心のヒダが見えてくるようだし正解だと思う。
グロ描写も、病的な役者も、不快感な音楽も、ずっと観てると疲れるけど、間違いなく確信をもった作家性があるので、こういった監督はもっとたくさん出て来て多様な映画が観たい。