F亮

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命のF亮のレビュー・感想・評価

4.1
面白く美しい映画。

親子二代に続く宿命のストーリーだが、底冷えするような孤独を感じるドラマ。

ゴズリングのライアンが強盗しくった後から始まる車視点のカーチェイスが映像的に面白く、漸く楽しくなってきたと思った瞬間に主人公がスイッチする構成が見事。完全に映画から目が離せなくなった。

この作品に出てくる人々は様々な理由で行動するけど、共通するものは孤独。孤独を埋めるために犯罪に走り、孤独を感じるが故に自分の正義に生きる。結局、正義も犯罪もドラッグも孤独を埋めてはくれず、最後に残るのは可視化できない人との繋がりがたしかにあるという事実。孤独というものを考えさせられた。

…しっかしデーン・ディハーン君は見るたびに酷い目に合ってるな…。顔がいいだけに不憫だわ。彼がハッピーでパーリーな作品あったら誰か教えてください。
F亮

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