shun

キック・アス ジャスティス・フォーエバーのshunのレビュー・感想・評価

4.0
前作ほどではないけど楽しめました
クロエ・グレース・モレッツ8本目

ちっこかったHit-Girlがたった3年でHot girlになってました
クロエ・グレース・モレッツ相変わらずかわいい。今回は"普通の女の子"になることを望むマーカスと戦うことしか知らないヒット・ガールの間で「本当の自分」に悩みます
もうこっちが主人公と言ってもいいのではないでしょうか?
マスクしてないシーンが多いので色々な表情が楽しめます。
一番好きなシーンはマザー・ロシアとの戦いで覚醒してガラスの破片で刺しまくるやつ!これはとにかくかっこよかった
"It's called adrenaline, bitch!"

今回のキック・アスことデイブはもちろん主人公なんだけどもヒット・ガールに比べると魅力が無い。ジャスティス・フォーエバーに入り初心の大切さを忘れてうぬぼれ、友情も蔑ろにしてしまう。
それが結果的に取り返しのつかないことに。「現実からのしっぺ返し」

今回は映画のテイスト的によりダークになったような気がします
もちろんより下品にもなっているのだけど一部の人の殺されるシーンが前作ほど軽くは観ていられないのがあった
やっぱり何度も「コミックじゃない」と繰り返されるようによりリアルになったのかなあ。こっちも好きです

それでもバカなところはとことんバカです。
特にマザーファッカーことクリス。自分で"マザーファッカー"って名乗るって面白すぎる。
他にもナイトビッチとかデカマン軍団とかいちいちネーミングがアホらしいのに笑っちゃうんだよなあ

それとクリスの人種差別的発言も。部下のハビエルが"Racist Stereotypes"と言っていましたが、これがほんとに面白い。アメリカのコメディだとよくあるけど"人種差別"が面白いんじゃなくて"ガチガチのステレオタイプに基づいた差別的発言をしてること"が滑稽でバカらしくて笑っちゃう。「スーパーバッド」のユダヤ人イジりとかも同じですがこういうのって和訳とか日本語字幕つけんの難しいだろうなとか思ったり、

クリスの服役中のおじさんはイアン・グレンが演じていました。「トゥームレイダー」もそうだけどなんだか悪役が似合うんだよなあ、個人的なイメージはゲーム・オブ・スローンズのジョラー・モーモントですが

あと部下にダニエル・カルーヤがいたのとベネディクト・ウォンも出ていました。

そして大佐はジム・キャリー、全く気づかなかったです。あとトッドはエヴァン・ピーターズじゃなくなってたのでクイックシルバー共演は前作のみということか
いつか続編できたりするのかなあ、、大人になったヒット・ガール主演映画とか観てみたい
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