前作で遊び尽くした大人のおもちゃを片付けることになったジェフワドロウ監督の力作。前作のじゃじゃ馬っぷりを上手くコントロールしてます。ワドロウ監督もそれっ気があるのか、前作との違和感も少なく楽しめます。
バイオレンス描写や無感情や倫理的な不快感が薄くなって、だいぶコメディとして受け入れやすくなってるかなと感じます。ヒットガールが成長し、視聴者サイドの知見をもったキャラになったからでしょうか。
それもあってか、ラストシーンがすごく良かった。この狂った世界とのある種の決別。次作がもしあるなら、キックアスの年代のキッズ達も開放してあげてくださいな！
前作の刺激に恍惚感を覚えた人には物足りないかもしれません。でも作品に対してこんな形の救済もあっていいかなあと。
次作は是非、大人の方々に責任を取ってもらう展開でお願いします。良かったです。
