個人で楽しむには良いが、人には勧められない。
残虐なシーンがどうこうって言うんでなく、ストリー自体がブラック過ぎるよ。
これを「面白かった～」と声を大にして言うと疑われてしまいそうな程。
いや、面白かったのですが・・・
キック・アスと行動を共にしたレッド・ミストが、”マザー・ファッカー”と名乗り、マフィアの父親を殺した復讐としてキック・アスを狙う。
このマザー・ファッカーのキレっぷりがかなりのもので、自ら手を下す事は殆どない（ってか彼自身は弱い）が、その言動は完全にイッているから、悪党として迫力がある。
やりたいことは何でも金を積んで手に入れるって所もワルっぽく良い。
前作を引き継ぐバイオレンスも更に過激さを増しているので、鑑賞前は本当に注意してほしいところ。
そんな過激なシーンに無理やりユーモアをくっつけるのは流石に引くのですが・・・
そして、本作の注目となる少し大人になったクロエの魅力は十分に楽しめた。
彼女の表情も豊かで、本作で色々な顔を見せてくれました。今後の役者としての活躍に期待できそう。
ただ、”ヒット・ガール”としての活躍を楽しみにしている人には少し物足りないかもしれないね。
総合すると過激さが増した分、本作の本当の面白さの何か欠落したような。
登場人物は増えたが、魅力的なキャラクターも減ったような。
結局は前作比較で、どうこうといった評価が避けられない続編の宿命を背負った作品だと感じた。
