ハンナ・アーレントの凡庸な悪にも通じる話し。
これだけ至る所で注意を促されてもオレオレ詐欺が減らないのも人間ってのはとてもシンプルな構造なのがわかる。
ドラマのウエストワールドでは人間をコンピューターで解析するとたったの１万247行らしいし。
トランプ大統領の選挙やブレグジット選挙で暗躍したケンブリッジ・アナリティカ社もネットで選挙民を誘導するのは五つの性格診断で誘導したらしい。
この映画の事件はマウントワシントン事件といって最後に犯人が捕まった事件をほぼリアルに再現した。しかしこの事件まで12年も犯人は全米で何十件も同じ犯罪を繰り返してきた。
ウィキには詳しい犯罪状況があるし、犯人は結局証拠不十分で無罪。
社会に出る前に子どもたちには、こういった心理学やコールドリーディングについて教えた方がいいよなあ。社員教育でも必要でしょ。結局多額の賠償金を払う羽目になるのは会社だし。
大学で映画Sの元になったスタンフォード監獄実験の講座受けたけど、高校生くらいで必修にしたらいいと思う。
