夫と妻、父と息子、祖父と孫娘。家族と言っても様々な形があり、中にはギクシャクするものもある。それでもやっぱり愛してる。家族愛が伝わる映画です。
テレンス・スタンプ演じる主人公アーサーは頑固だけど、渋さと妻マリオンへの愛に溢れています。逝かないでくれとソファーで願うシーンはグッと来ました。
二人並んで寝ていたベッドから一人ソファーで夜を過ごすようになり、息子と和解し一人のベッドへと戻っていく。寂しくもありぬくもりを感じるようでもあり……。
コンクールでのアーサーの独唱がいいです。
ロングショットやクロースアップのときにアーサーを目立たないよう見切れさせるのも、ラストのバスのシーンに繋がる感じがしていい演出でした。
クリストファー・エクルストンはDoctor Whoで好きになったんですが、28日後とかでも短髪だったので、長髪に勝手な違和感ありまくりでした笑
あと、個人的に邦題より原題の方があってるなぁとは思います。原題のままでいって欲しかった。