Brodie

オース!バタヤンのBrodieのレビュー・感想・評価

オース!バタヤン(2013年製作の映画)
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親父が大ファンだったバタヤン。昔はなんだかわからなかったけど、今はなんとなくわかる。
鶴橋でのライブを中心に、様々な人物の証言と本人へのインタビューを交え、その芸能生活を立体的に浮かびあがらせる。
制作に7年掛かってしまい、バタヤン本人が楽しみにしていた劇場公開には、間に合わなかったのは残念。うちの親父に見せる事も叶わなかった。
本人は右目が見えないので徴兵を免れたものの、慰問などで戦地へ赴いており、その経験から反戦への想いを語りながらの♪梅と兵隊〜骨のうたう〜かえり船が心に響く。「戦争ばっかりはしたらいかんな」
時代を超えて、色々な曲をテンポ良く見せる演出も、バタヤン入門者に優しい。
内田勘太郎や小室等などか語る愛用のエレキギターとバタヤンのくだりも最高。
全てが終わり、バタヤンが体育館を後にする場面に涙。
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