Jeffrey

サラゴサの写本のJeffreyのレビュー・感想・評価

サラゴサの写本(1965年製作の映画)
5.0
‪「サラゴサの写本」‬
‪冒頭、絵巻。予章…ナポレオン戦争時代、戦火に巻き込まれたスペインのアラゴン地方。爆撃を逃れ荒廃した宿屋に逃げ込む一人の仏軍将校。そこへ西軍将校が…本作はW.J.ハスの傑作…いや60年代の総ポ派映画の最高傑作と言える。物語は非常に複雑…なんせ一人の人物の回想の中の人物の回想と…二重、四重構造となっているからだ。私も触りを読み一回目…解説書を熟読し二回目…そして全ての内容知識を得た上で三回目の鑑賞をした。予章、一部、二部、終章と系3時間超えの本作は複雑を極め尽くした幻想絵巻と勝手に言わせて頂くが芸術の探求の旅に出た思いをする傑作ポーランド映画だ。‬

又しても紀伊國屋レーベルから世界初BD化のポーランド映画3作購入!ヤヌシュ・モルゲンシュテルンの「さよなら、また明日」ヴォイチェフ・イエジー・ハスの「愛される方法」「サラゴサの写本」これ合わせてBDで所有してるポーランド映画は14作!このまま紀伊國屋からもっと発売して貰いたい。で…事件だ。俺の強固なオールタイムベストを揺るがす大大大傑作に出逢った。それがポーランド映画の本作だ。素晴らしいを取越して何て絶賛すれば良いか…ナポレオン戦争時代の背景を描いた幻想的かつ歴史的スペクタクル超大作を今まで観た事がない!!文句なしの180分を体験した。全てにおいて超越した。
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