スティーヴン・キング繋がりで、今、話題の映画のオリジナル版をチョイス。
これは本当にトラウマになったテレビ映画。しかも断トツで。
確かテレ東の木曜洋画劇場で観たのかなぁ、よく下水道からペニーワイズが話しかけてくるシーンが有名だけど、自分が本気でうなされたのは、主人公のひとりがシャワーを浴びている場面で、いきなり排水溝の中から手がニュッと出て、ペニーワイズが「よっ!元気か?」と現れるシーン。
あれで幼少期の私は本気でしばらく風呂に入れなくなるほどビビりました(苦笑) 序盤の洗濯物のシーツの合間から女の子に襲い掛かるシーンもヤバかったなぁ。
最初に観た時はあまりの怖さに途中でチャンネルを変えてしまうほどで、その後、大学生の頃に友達とビデオを借りて、やっと本作を通しで観ることができたという次第。
なので、同様の理由で、リメイク版は見ません、いや見れません(笑)
ストーリーは終盤怖さが失速するのでちょっと微妙な作品だけど、何と言ってもペニーワイズ役のティム・カリーの存在がこの映画をめちゃめちゃ怖くしている。
リメイクでは、イケメン俳優ビル・スカルスガルドが特殊メイクでペニーワイズを演じていてそれなりのクオリティなのだが、悪いけどティム・カリー版と比べちゃうと、どうも怖さが今一つ足りないように思う。
高橋ヨシキ氏が「ティム・カリーの顔面力に敵う訳がない!」って指摘していたけど、個人的には東映特撮モノで例えていうと、スカルスガルド版ペニーワイズは戦隊ヒーローの敵キャラのような感じなんだけど、ティム・カリー版は初代仮面ライダーの死神博士のような気がするのだが…んー、ますますこの例えじゃ意味不明か(笑)
ちなみにネットで画像検索すると、撮影の合間でのティム・カリーの写真が結構ヒットするのだが、相当撮影で体力を消耗しているせいか、かなり疲れ切ったピエロのおっさんの姿が写されている。