たつなみ

TOKYO TRIBEのたつなみのレビュー・感想・評価

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)
2.5
仕事柄、平日は帰宅する時間が深夜になる事が多いので、毎週テレビで『フリースタイルダンジョン』をボケ〜っとしながら良く観ている。
あの人たちのボキャブラリーとか、即興で韻を踏みつつ大喜利バリのオチを付ける所は本当にスゴいと思う。
あの頭の回転の速さはねづっちを完全に越えてるね(バカにしてないよ)

という事で本作。
偶然CSで鈴木亮平特集をやっていたので録画鑑賞。
そして久々の園子温作品。

全編ラップというこの映画の仕組みを好意的に受け止められるかどうかで全く評価が変わる。
初めは新鮮に受け止められて楽しかったが、ハッキリ言って私の様なヒップホップ弱者には終始このノリは辛かった…。

マンガ原作ということで予め決まった世界観があるから、きっと園監督はかなり苦心したに違いない。
本当はこの仕事を受けたくなかったんではないだろうか?

ラップで全てを語っているから、脚本とか演出の力というよりも、ラップの魅力(能力?)にどうしても依存しがちになる。
終始窮屈な流れの中、何とか園監督らしさを見せようとする努力がヒシヒシと感じられた。
そんな中でもオープニングのミニスカポリスのシーンは大爆笑した!
あのねーちゃんは登場した直後に『オッパイ要員』だと分かる(笑)

そして何と言っても鈴木亮平のカッコ良さよ!
グダグダなストーリー展開ながら、鈴木亮平のシーンはいつまでも観ていたくなる。
知らないヤツのラップよりもメラさんがもっとブッ殺しまくるシーンが観たかった。

清野菜名のオッパイとしつこい位のパンチラが見れたのでちょっと加点しておこう。