このレビューはネタバレを含みます
時代ものだけど軽く観れて良かった。高良健吾の演技はちょっと今ひとつな感じがしたけど。
両親を亡くし殿の側室である貞の方から実の子のように可愛がられて育ったはる。ある日の能楽で、加賀藩出身の台所方の料理長が出した鶴もどきの正体を見事言い当てたことからその舌の確かさを買われ、料理長から息子の嫁にと縁談が持ち上がる。一度は断ったが料理長の熱意に負けて、代々料理番を務める船木家に嫁入りする。しかし、亡くなった兄に代わって包丁侍となった船木やすのりは、剣への道を諦めきれず料理にも身が入らない。嫁いだはるは、やすのりに料理を教え、夫料理の腕前を上げる。料理に対して熱が入らない夫を支え続けるはる。幼なじみと夫の恋のことを聞いたり、親友と討ち入りしようとする夫を引き止めたりとさまざまな事件が起こるが、船木家最大の命である宴に臨む夫を支え続けるはるであった。
はるの健気な姿が好き。ただ、やすのりの料理の腕を上げるために嫁いできながらも、料理を指南したりするシーンは少なめかな。
ストーリー的には内容をちょっと盛り込みすぎてるけど、それはそれで楽しめる。夫婦の絆を表すにはちょっと薄いかな。
飽きずにサクサク観れて面白かった。