見た映画の記録

武士の献立の見た映画の記録のネタバレレビュー・内容・結末

武士の献立(2013年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

美味しそうな御膳に彩られた映画だった。
上戸彩さん演じる春さんが気の強さが原因で結婚先から出戻ったという設定なのに、終始大人しかったのが何となく違和感があった。


江戸時代、殿様の食事を作る侍……台所侍と呼ばれる役職とそれを担う家柄があった。
江戸で勤めていた春は気の強さから一度結婚したあと戻ってきていたが、卓越した舌と料理の腕を持っていた。
春の技量を知った船木家の当主が、春を次男坊の嫁に誘う。船木家は跡継ぎ予定だった料理上手な長男を亡くし、途方に暮れていたのだった。


船木家の次男坊に春は料理を指南し始める。最初はやる気もなく、雑然と料理をしていた次男坊だがだんだんと丁寧に料理ができるようになっていく。
藩では改革派が動きを起こしており、県に覚えのある次男坊も密かにその集まりに加わっていた。
また、幼なじみの奥様が次男坊のかつての想い人と明らかになる。


改革派の失脚に伴い、次男坊の幼なじみの家が取り潰しに会う。また、船木家の当主が心臓病で倒れる。
春と次男坊は加賀の名品探しの旅に出かける。


加賀の領主様に出す特別な宴が催される。
宴は大成功に終わるが、春が家出してしまう。春は次男坊に何とか探し出され、2人はその後一緒に暮らしていくのだった。
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