実話と知ったのは見終わってから。
レビューが良かったから見たけど、どうなの?と思ってたら、なかなか良い。
こんな時代にバツイチ出戻りの女中ってすごく肩身が狭かったろうと思う。
でもはるは自分の仕事を精いっぱいしていて、台所仕事を見てるだけでも気持ちいい。
安信と料理対決してはるは勝利。
負けた安信ははるの言う通り、料理の手ほどきをうける。
ここで安信が素直に真面目に頑張ったから、はるも安信の事信頼していったんだろうね。
包丁侍達の台所仕事もとっても素敵。
ざるに置いてある野菜見てるだけでもなんだかうっとり…
一度は捨てた刀を握り、討伐に向かおうとする安信。
はるは刀を奪い逃げる。
帰って来たはるに、覚悟はしておるなと刀を向ける安信。
火事で家族を失ったはるはいやいや嫁いだものの、安信が生きてさえいれば良いと言う。
はるめっちゃ安信の事好きやーん😭
安信の母親も、兄だけでなくお前まで失うことは許しません‼︎と安信を叱咤。
そこで我に返る安信。
武士道の事は女には分からんからね。
家族の想いがぶつかった良いシーン。
宴の祝い膳を作るために、能登へ向かう安信とはる。
はるがひと眠りした所で、はるの汚れた足袋を見て気づく安信。
はるはずっと俺の後をついて来てくれた。
でも今さら素直になれない安信…
もどかし〜‼︎
そしてさすが加賀百万石。
美しいお膳が出てきてうっとり。
お皿まで美しい。
もうちょっと料理作ってるとことかさ!
見せてくれても良かったのにさ!
最後に鹿賀丈史演じる藩主から、お礼の言葉をもらう安信。
討伐された若い武士達を憎むのでなく、哀しまれ、二度とあってはならぬと言う藩主に、安信は包丁侍としての覚悟を決めたように見えた。
その後六代続いたって言うし、加賀料理の礎を築いたとされた安信と安信の父親。
武士として願った通りの人生ではなかったかもしれないけど、その場所で輝く事がすごいと思った。
この歴史をもっと知りたくなったなぁ。
エンディング曲、CHARAは無いわ…