Tom2022

武士の献立のTom2022のレビュー・感想・評価

武士の献立(2013年製作の映画)
3.0
江戸時代に料理バトルでもするのかな?もしかして、コメディ時代劇なのかな?タイトルからは、ストーリーが全く予想出来ませんでした。

優れた味覚と料理の腕前のある春(上戸彩)は、離縁され出戻って女中として働いています。そこで、春は、加賀藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)の料理の素材を言い当て、息子の安信との結婚を懇願されます。ところが、安信は料理侍として働くことに興味がなく、春は安信に料理指南を始めます。

藩主の料理って、侍たちが集まって作ってるんですね。全く知りませんでした。それに、刀を包丁に持ち替えた侍の事を「包丁侍」だなんて呼ぶんですね。

序盤は、セミコメディー的な感覚かなと始まるのですが、だんだんとそんなこともなくなり、シリアスなところもあるし、内容も料理の話だけでなく広がっていくので、なかなか面白かったです。

春の礼儀正しくも負けない性格がとてもいいですね。そんな春に対する安信の冷たい態度はどうなのかなあと思います。春がちょっとかわいそうでした。

そうは言いつつも、これぞ正真正銘のあげまんストーリーだと思います。春みたいな奥さんが来たら、どんな男性も活躍してしまいそうですね!

この映画を見ると春の料理が食べたくなります😁。それは、かなわない望みなので、加賀の料理を食べくなりました。どんな料理なんでしょうね。金沢方面に行ってみようかな。

このお話は、実話に基づいているのでしょうか。加賀騒動とか、歴史的にも具体的な感じだし、舟木家は何代も続いただなんて話が出て来ますので、実話ベースなのでしょうね。

この映画は、江戸時代の加賀藩を舞台に描くシリーズ第2弾なんだそうです。それじゃあ、前作に当たる「武士の家計簿」も見なくちゃですね。
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