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武士の献立のつるぴのレビュー・感想・評価

武士の献立(2013年製作の映画)
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2020/08/03

料理上手のお春が嫁いだ先は由緒ある包丁侍の家。ところが跡取りの夫は料理がからきし苦手...。刀でなく包丁で藩に仕えた武士、実在した家族の物語!

優れた味覚と料理の腕を持つが、気の強さが仇となり1年で離縁された春(上戸彩)は、加賀藩六代藩主・前田吉徳の側室・お貞の方(夏川結衣)の女中として仕えていた。お貞が病気に伏せるとお粥を作り、それを食べたお貞が元気になるなど、その料理の腕は確かなものだった。ひょんなことから藩内屈指の料理人、台所方の舟木伝内(西田敏行)に料理の才能を買われ、息子の嫁にと懇願される。一度は断った春だったが、お貞の方の後押しもあり二度目の結婚を決意する。舟木家は代々藩に仕える由緒ある包丁侍の家系であったが、跡取りの安信(高良健吾)は料理が大の苦手で、4つも年下。家を続く気もない様子で、春に興味を示さない。更に安信は男は剣術で主人に仕えるものだという考えを持っていた。女性からの指南を受けるものかと、なかなか春の料理指導も受けようとしない。また、普段の生活でも夫としては冷たかった...。しかし、春はやる気のない夫とぶつかり合いながらも、姑・満(余貴美子)の力を借り、必死で夫の料理指南を始める。渋々指導を受けていた安信だったが、それでもめきめきと料理の腕を上げていった。そんな中、加賀藩でお家騒動が勃発、お貞の方や安信の友人・今井定之進(柄本祐)らが巻き込まれていく...。


江戸時代、将軍家や大名家には、台所御用をつとめる武士の料理人たちがいた。主君のため、刀を包丁に持ち替えて日々の食事を賄う侍たちを人々は揶揄と親しみを込めて、“包丁侍”と呼んだ。

結婚の話。

舟木さん、アシタバのことを聞きに来た。

諦めきれない!と、ぐいぐいくる!
ついには、頭を下げる。

ボロボロで到着。

シンガツオよりもモドリガツオを好む者もいる。

夏殿。

いや、春。笑

今井定之進の奥方がくる。

汁物を作り直したのがバレた。

〝古狸め。〟

〝では、古狸と腕くらべしてしてみますか?〟

春が勝てば、料理指南を受けてもらう。

安信が勝てば、離縁。

料理指南開始。

〝鶏は捨てるところがありません。トサカから足まであらゆる料理に使えます。あの鶏はもう卵を産みませんので、ツブしていただくことにしましょう。〟

〝お前が殺ってくれ。〟

〝これも料理のうちです〟って、渡すと、逃がしちゃう。
からの、捕まえたのに、逃がす。

惹かれあっていた2人は引き裂かれた。

親友は子どもができたが、家が無くなり姿を隠すことに...

お方様に会わせてやると言ってくれる。
料理を作っていく。

定之進とさよの子どもが亡くなった。

刀を持ってどこかへ向かう。
その頃、仲間たちはやられてしまった。

武士の誇りを貶めた。

からの、お父さんが病気に。

宴は大成功。

そして、春が出て行く。

皆様、長らくお世話になりました。舟木家での春の務めは、饗応の宴の日、本日をもって終わりました。どうぞ、私の代わりに武家にふさわしい、安信様が心よりお望みになる方をお苗木にお迎え下さい。御一族の末永いご繁栄をお祈りしております。




安信は春を探した。

お父さんに見つけるまで家に帰るなと、お母さんには自分の孫を産むのは春以外にないと。

確かに俺はさよ殿を好いていた。夫婦になりたいと思ったこともあった。だが、そんな気持ちはお前が吹き飛ばした。

かんざしを火の中へぽいっ。

お前は俺を変えてくれた。俺に必要なのは、春。お前なのだ。頼む。俺と一生をともにしてくれ。頼む。
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