スティーブ

ホワイトハウス・ダウンのスティーブのレビュー・感想・評価

ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)
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謎のテロ集団に占拠されたホワイトハウスで、大統領と娘を含めた人質たちを救うため、大統領警護官志望の主人公が孤軍奮闘するアクションムービー。

ホワイトハウス内の緻密な描き込みは臨場感があり、そこで銃撃戦を繰り広げるという絵面だけですでに滾ってしまう。ストーリーも、テロ集団の突き止め方(当時は新しかったのだろうけど、今はちとあるあるになってしまってるのがもったいないが)、隠されたハウス内の設備、意外な真犯人など、なかなかフックがきいていて最後まで飽きさせず、最後に伏線をすべて拾って大団円という展開も実に見事。笑いのセンスも好き。あと、これだけ大きな展開にもかかわらず、舞台をハウス内だけに収めた、という点は個人的に大変美しく感じられ、評価したい点(適当な映画だと、このタイトルのくせに、途中から平気でホワイトハウス関係なくなったりするし)。

歴史に残る傑作とかではないけれど、テレビで放送されてたらついつい見てしまって、その都度楽しめてしまう佳作。おもしろかった。