【総評】映像の素晴らしさはあれど、あまりに退屈な時間が長すぎた…。
冒頭のセリフ「花が色を選べないように、人は自分を選べない。それに気づけば自由になれる。｣
この言葉がとても綺麗で印象的だったんだが、とんでもなくサイコな話だった。
もちろん監督パク・チャヌクの時点でそれを期待したんだが。
サイコパスがちゃんと不気味でサイコパスに見える人物描写はさすがだし、頭から「こいつには何かある」と匂わせておいて、下手な伏線を用いずに突っ走り、かつ映像で楽しませてくれるのは間違いなく演出の力。
とはいえ、復讐三部作と比較すると明らかにパンチの弱さを感じた。
