土偶

ブランデッドの土偶のレビュー・感想・評価

ブランデッド(2012年製作の映画)
4.1
アマプラのもうすぐ配信が終わるリストにあったので観た。
世界中で行われている広告を使った「ニーズの創造」やブランド戦略といったマーケティングに関する批判や陰謀論のようなものをベースにゼイリブ風のストーリー展開になっている。
広告業界とその手法に対する批判がどんなメディアでも見たことないような強烈なもので、おそらくこの映画はアメリカやヨーロッパの大手映画会社が作ることは出来ないだろう。
ロシア映画なので経済戦争の仮想敵国であるNATO陣営 に対するロシア側のプロパガンダと見ることもできなくはないが、視点や設定はとても面白い。
この映画の評価があまり良くないのはストーリーが設定がハリウッド映画的なのにも関わらず作りとしてはハリウッド的な映画に沿っていないというのは多々あると思う。
しかしタルコフスキー大好きな私にとっては、この映画は伝統的ロシア映画の手法に沿って作られた映画であるようにも見えるし、全く想像しないような展開で思った以上に面白い映画だと思えた。
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