のんchan

最後のマイ・ウェイののんchanのレビュー・感想・評価

最後のマイ・ウェイ(2012年製作の映画)
3.8
世界中で一番知られている名曲『マイ・ウェイ』
フランク・シナトラの定番ソングのようになったけれど、プレスリー然り、日本人では加山雄三、尾崎紀世彦、布施明ほか多くの歌手が歌っている♬

ここまで有名になるまでには、この曲の作曲者であるフランス人歌手クロード・フランソワの物語があった。この映画は彼の伝記映画です。
世界デビュー直前の39歳で急逝してしまったが、もしショッキングな事故さえなければ、シナトラのマイ・ウェイでなく、フランソワの『いつものように』でもっと世の中に知られた人物になったやも知れない?

もし興味のある方は原曲を↓開いてみてください。本人の声、写真のてんこ盛りです😅

https://youtu.be/avr5nvY4wxg


原曲『いつものように』は当時恋人だったアイドル歌手のフランス・ギャル(『夢見るシャンソン人形』等で有名人)との仲が破局を迎えたことから生まれた歌だった。

 それから一日が終わり
 ぼくは家へと帰ってくるんだ
 いつものように
 そして君は外出している
 まだ帰ってきてはいないだろう
 いつものように
 たった一人で寝室へと向かう
 冷え切ったベッドに潜り込むだろう
 いつものように
 今日一日の出来事を口にすることもなく
 いつものように


しかし、ん〜失礼を承知で....🙏
声があまりよろしくないかな?そしてこの詞はショボイ🙏

『マイ・ウェイ』になった経緯は、ポール・アンカが南フランスでの休暇中にふと耳にし「イマイチのレコードだと思ったけど、何かを感じた」らしく、曲の権利交渉をした後、シナトラ(当時はお仕着せの歌ばかりで歌手を辞めたいと言う程に悩んでいたそう)をイメージして作詞をし直した。それが今世界中を納得させるマイ・ウェイとなったようだ。やはり円熟したシナトラヴォイスを得る事で原曲とは全く異なるドラマティックな世界を創り出し、スタンダード・ソングとなって世界中に広まっていったのでしょうね。


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映画の中身そっちのけで、長々説明してしまったけど、実はなんでこの映画を観たくなったかを私は語りたい‼️語りたい‼️2度言った😂
でももう余白が無いからそれは割愛🤣💦
私の胸の内に収めて、ここは映画の話に戻します😅💦



クロード・フランソワの少年期から始まり、苦労しながらも音楽を仕事として成功を掴み(整形したりね)数々の浮名を流し、フランスでカリスマ的スターとして超人気者に成り上がります(ちょっと長すぎて2時間以内であれば評価はもっと上がったかも💦)
いよいよ世界デビューを目の前にした時、几帳面な神経質症は父親譲りだが、それが災いしてか?風呂場でシャワー中に"感電死"したとは😱

1960年代〜70年代。当時流行した音楽♬フランスのファッション、文化を再現し、音楽界の裏表、父との確執、ギャンブル好き母の散財、2人の妻、2人の息子、スタッフとの関係等

1人のスターのお話だけど、家族の物語としても観る事が出来る。
両親との距離感がいつも彼の私生活に何らかの影響を与えていたように思える。

劇中に流れる歌声は本物のクロード・フランソワだそうだが、主役俳優ジェレミー・レニエの顔つきがビックリするほどそーっくり‼️ ハードなダンスも披露していて力演と言えます。
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