外連味たっぷり。情報量パンパン。
リメイクされた邦画を併せて鑑賞。
このオリジナルはまずアクションが特筆になるだろう。やたらひっくり返るカーアクション、からのスタントも最小限としか思えないような車上格闘がふんだん。さらに韓国映画らしいしつこく長いチェイスシーン、格闘シーンのリピート。もうカットや撮影、編集のテクニックとして世界レベルなのだ。すごいわ。
トリックや登場人物も多彩で、警察、マスコミ、被害者家族、犯人とそれぞれのチームでのシーケンスがセリフまたぎSEまたぎなど巧みな編集点でカットバックしていく編集の妙もある。
全部盛り的な、もはや外連味になってしまっているほどの内容の豊富さが魅力なのだと思う。
ただそうしていろいろ詰め込んだせいで突っ込みどころも満載だ。それはないやろ！となってしまうが無理やりシリアスにつなげるバランスも韓国ノワールならでは。
面白い！
