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殺人の告白のkazu1961のレビュー・感想・評価

殺人の告白(2012年製作の映画)
4.0
▪️Title : 「殺人の告白」
Original Title :「Confession of Murder」
▪️First Release Year:2012
▪️JP Release Date :2013/06/01
▪️Production Country:韓国
🏆Main Awards :※※※
🕰Running Time:119分
▪️Appreciation Record :2020-284 再鑑賞
▪️My Review
思ったより全体的にレビュー評価が低いのは、日本映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』と、どちらを先に観たかによってストーリー展開の妙味の感じ方が違ってしまうんでしょうね。私は本作の方から当時先に鑑賞したので、見事に貼られたいくつもの伏線とその回収の仕方に思わず唸ってしまいました。良くできたストーリーテリングだと思います。
本作、ポン・ジュノの『殺人の追憶』の題材となった未解決事件「華城連続殺人事件」にインスピレーションを受けて作成されました。チョン・ビョンギル監督が、「公訴時効後、無罪となった犯人が名乗り出たらどうなるか?」と考えてこの脚本を執筆して、「大鐘賞」の新人監督賞を受賞しました。
また、当時テレビドラマで人気の俳優パク・シフが、初の映画主演をこなした作品でもあります。
突然自らの罪を告白した美貌の連続殺人犯と彼を執拗(しつよう)に追う刑事、そして凶行によって愛する人を失った残された者たちの物語を丁寧に紡ぎ出しています。タフな刑事を熱演するのは、チョン・ジェヨン。犯人と刑事の緊迫感あふれる心理戦や、リアルで躍動感あふれるチェイスシーンになかなかの迫力がありますね。
物語は。。。
時効の成立後、イ・ドゥソク(パク・シフ)という男が、自分は15年前に世間を騒がせた連続殺人事件の犯人だと告白します。その後、暴露本を出版した彼はそのルックスの良さも味方し、一躍時の人として世間にもてはやされます。一方、ずっと犯人を追い続けてきたチェ刑事(チョン・ジェヨン)は、本の中にまだ解決されていない事件の真相の記述がないことを不審に思い。。。
2017年の日本映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』は本作品のリメイクなんですね。
冒頭からいくつもの伏線が貼られています。注意深く鑑賞するとより楽しめる作品ではないかと思います。

▪️Overview
「家門の栄光」「検事プリンセス」などのTVドラマで人気のパク・シフが、美しすぎる殺人犯を演じた映画初主演。15年前に起こった連続殺人事件の犯人だと名乗り出た男、イ・ドゥソクは、時効が成立しているために無罪となった上、自分の犯した殺人について詳細に記した本を出版。その衝撃的な内容と美しいルックスが相まって、ドゥソクは一躍時の人となる。しかし、15年間事件を追い続けていた刑事チェ・ヒョングは、本の中に最後の未解決失踪事件の真相が書かれていないことに気づく。そんな中、自分こそが真犯人だと主張する人物が現れ……。新鋭チョン・ビョンギル監督が、「殺人の追憶」の題材にもなった華城連続殺人事件からインスピレーションを得て描いたサスペンス。(引用:映画.com)

出演は、チョン・ジェヨン、パク・シフ、キム・ヨンエ、ミン・ジア、チョン・ヘギュン、チョ・ウンジ、オ・ヨン、キム・ジョング、チャン・グァン、ペ・ソンウ、チェ・ウォニョン。
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