前日観た『栄光のルマン』に続きレース映画連チャン。24時間耐久レースから最速競うF-1レース、しかもこちらはガチガチの実話。1976 年、感覚派で奔放プレイボーイのイギリス人ジェームズ・ハントと理論派精密機械の真面目人間オーストラリア人ニキ・ラウダの2人が年間グランプリを争い壮烈な戦いを演じる。ニキ・ラウダが風貌よく似てて感心。ラウダの雨中ドイツGP でのクラッシュ大火傷、生死の境を彷徨い一命取り止めるもシーズンは絶望と思われた所1ヶ月半で奇跡のカムバック、ポイント争いは最終戦、また雨中の日本グランプリに持ち越される…。生き方、考え方全く対極の2人を等分に描き分け『栄光のルマン』がルマンそのものを俯瞰的に撮ったのに対し、コレは2人のライバルレーサーの内面を撮った人間ドラマ。どちらに共鳴するか多分人さまざま。ちなみにハントの眩い活躍はこの年のみで早逝、ラウダはこの後絶頂期を迎えてスーパースターになっていく。
