ミャクロッタ

ラッシュ/プライドと友情のミャクロッタのレビュー・感想・評価

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)
3.9
トムクルの『デイズ・オブ・サンダー』が大好きです。あちらはストックカーレースの世界を描いた作品で、主演や監督から見てもエンタメレース映画で、もちろんフィクションだと思いますが、本作のストーリー展開を見たら、このハントとラウダの話を元にしたのかな?と思える展開もあり“事実は小説よりも奇なり”というか、ドラマティックな二人のストーリーにロン・ハワードの演出も相まって、こちらも男が痺れるカッコいい映画に仕上がっている。スコアは『デイズ〜』もこれもハンス・ジマーっていうねw本能のハントと精密機械のようなラウダ。相反するふたりのライバル関係はマンガのようでもあり人々が熱狂するのも頷ける。レースシーンもスタイリッシュでラストの雨の富士スピードウェイなんて神秘的ですらある。エピローグの本物の映像を見る限り相当ディテールには拘っているのが伺える本物のF1映画なのでしょう。観たのはBS放送、吹き替えの東地/藤原版で、KinKi Kids版を劇場で観たのは貴重だったのかと思ってたらちゃんと劇場公開版としてBDにも入ってるんだね、なーんだ。
2016.10.2.