抜け落ちた10年間の記憶を辿っていく、何とも映画的な映画である。
設定違うけど松尾スズキ監督の『クワイエットルームにようこそ』に似てると思いました。
話が繋がる気持ち良さはちゃんとありますが…雰…
このレビューはネタバレを含みます
2015.07.30
蓮の花と薫ちゃんがキレイでした。
わたしが27になったら、朔美を自分に置き換えて考えてみたい。17の自分と、それからの自分。
"一生その人を好きでいられるんだよ。もう会えない…
岩井節なのか、最後まで物語が静かに流れて行った。事故で17歳以降の10年間の記憶をなくした倉科カナ演じる朔美が、関わった人や思い出の品に接し、失った記憶を辿るのだが、17歳とのギャップや思い出したく…
>>続きを読む交通事故によって事故以前の10年間の記憶をなくしてしまった主人公が、失った記憶を辿っていくという恋愛ミステリー。
オープニングから好きな雰囲気だなぁと思っていたら、「夜のピクニック」と同じ監督と、…
秋田に行ったことがあるので、印象的に使われてる蓮の池も懐かしく見れた。
記憶喪失ものだと思って飛びついたら、ちょっと思ってたよりあっさり目。
透明感が高くてはキレイな映画で終わっちゃうかと思いきや…
失った記憶を辿っていく話なのに回想シーンが一切ないという点が素晴らしい。それ故あえて明確にならなかったり、個人の想像力と創造力を試されてる感じが心地よかった。物語はゆったりと流れつつも、徐々に明かさ…
>>続きを読む目が覚めたら10年分の記憶を失っていた。
身体は27歳、心は17歳。
失った10年の意味。
誰を好きだったか、誰を傷つけてきたのか、幸せだったのか、そうじゃなかったのか…。
少しずつ見えてくる自…