自分の無実よりも、身内に甘い国家権力と腐った司法制度を告発しようと、判事をどんどん追いつめてゆくという凄い展開。
獄中で法律を勉強し、まさに「目には目を、歯には歯を、法には法を」で立ち向かう教授がかっこいい。
アル中弁護士の人間臭さも良いアクセントになっていて、ともすれば無駄にシリアスで肩がこるに映画なってしまいがちなところをうまく抑えていました。
まるでやる気のなかった彼があまりに杜撰な裁判を目の当たりにすることで次第に教授に追随してゆく様子が熱く、最終弁論にはおもわずグッときました。
懲役をくらっても司法と闘い続けているという教授はまさにFight For Your Rightという言葉を体現していますね