どーもキューブ

ふたつの時、ふたりの時間のどーもキューブのレビュー・感想・評価

ふたつの時、ふたりの時間(2001年製作の映画)
3.7
 ツァイミンリャンの台北とパリ孤独結ぶ時



ツァイミィンリャン監督、劇場鑑賞パンフ購入。


「hole」でカンヌ国際評論家連盟賞受賞後撮った本作。

前々作「河」のキャラを受け継ぎ、

新たな作品にしたてたかのようです。

シャオカンは台北で時計を売ってます。

そこにパリに行く女性と出会い、シャオカンの時計をあげることに。

二人は離れても孤独に意識しあいます。

本作には特別リスペクトゲスト、ジャンピエールレオーが主演。

トリフォーの常連が年老いてでています。
 
ある意味トリフォーにも捧げている作品なのかもしれません。

ストーリーが分散気味ですが、

ツァイ監督の孤独な物語の進化した展開なのかな?と思いました。

2008年10月12日 レビュー

追記
引退表明した台湾のお気に入り、ツァイミンリャン監督。

ツァイミンリャンの特徴、ズバリ。
 
カメラワークなし、固定
台詞無し
長廻しみつめる
シャオカン必ず出演(監督のパートナー)


ツァイ監督のパリコラボという側面ありますね。欧州評価高まり、コラボてな感じ。

いつもの殺伐とした感じは、影をひそめ、時計と孤独に寄り添う2人をみつめさせます。

ツァイ作品のなかでは、一番おとなしい作品です。トリュホー好きも公言されてましたね。
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