このレビューはネタバレを含みます
ツァイミンリャンの亡霊映画。
近代的な時間と死者の時間がバチバチに争う。不審な物音がしたり、掛時計でアキラ100%するトイレの変質者でたり、距離が離れているのになにかが繋がっているような感覚とか・・・妖しさに溢れてる。時空が均一でないから、死者とセックスしたりスーツケースを拾ってくれたりする。そんでそういう亡霊が続編の『西瓜』にもカメオ出演してくる感じ。
このパッケージだけ見たらこんな映画だと思わないよな普通
ただ、亡霊は亡霊でも実体があるというか、具体的で非記号的な存在、この場合はdriftしている「父」の存在がそこかしこに・・・みたいな点で、やっぱりツァイミンリャンらしい身体的な映画だと思った。