ももゼリー

マレフィセントのももゼリーのレビュー・感想・評価

マレフィセント(2014年製作の映画)
3.8
原作が大好きなので、もう一つの世界の「眠れる森の美女」のお話として観ました。
オーロラ姫の父親である国王がグズ過ぎて、マレフィセントが恐ろしい呪いをかけたのも納得出来ました。
憎いはずのオーロラ姫を間接的ではあるが、側で見守り続けたマレフィセントの優しさに泣けます。
正直、戦闘シーンはごちゃごちゃしててよく分からないまま終わっていました。思ったよりあっけないです。良くも悪くも最後までマレフィセントに心を奪われ、執着し続けた国王が哀れだなぁと感じました。

フィリップ王子がモブ扱い過ぎて笑えます。もう少し活躍させてほしかったですが、マレフィセントがメインなので仕方ないでしょう。

マレフィセントとカラスのビジュアルが美しく、関係性も素敵でした。

ここでの一番の被害者は王妃でした。
クズと結婚させられ、クズのせいで愛する我が子に呪いをかけられてしまう。その呪いから守るためとはいえ、オーロラ姫と引き離され…さらには一人さびしくひっそりとこの世を去る。悲惨すぎて、王妃で映画一本作れちゃう気がしました。今度は王妃目線の「眠れる森の美女」を期待しています。笑