とある王国のプリンセス、オーロラ姫の誕生祝賀パーティー。幸せな雰囲気があふれるその会場に、招かれざる邪悪な妖精マレフィセントが出現する。オーロラ姫に永遠の眠りにつく呪いをかけたマレフィセント。それは、なぜなのか。答えは、謎に包まれたマレフィセントの過去にあった。
「眠れる森の美女」の悪役マレフィセント。彼女がなぜ悪に落ちたのかを描くストーリー…だと思ったのだけれど…「眠れる森の美女」に沿って進むのは前半だけ。
後半はマレフィセントがオーロラ姫へ愛情を持つ全く別の物語へと変化している。
かといってこのストーリーが駄目と言う訳ではなく、マレフィセントとというキャラクターをより魅力的に描いている個人的には思う。バックボーンがしっかりしている分、彼女の行動理念がはっきりしているし、物凄く感情移入出来るのも良い。勧善懲悪ものでもありアメコミ映画的な爽快感もあった。マレフィセントカッコイイ。
映像も流石のディズニーで、ファンシーな雰囲気もダークな雰囲気も、どちらも幻想的に美しく作り出していた。
