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デタッチメント 優しい無関心のjuriのレビュー・感想・評価

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エイドリアン・ブロディ好きな友人が教えてくれて大好きになった映画。何回も見てる。

わたしは教師の話を聞くのが好きだった。
国語の先生が最近読んだ本について教えてくれるのを聴いて、大人でもこんなにワクワクするんだなってなんだか嬉しくなったし、社会の先生が要約して教えてくれる社会情勢を聞いていなければ日本以外の国に興味を持つこともなかっただろう。
田舎から一歩も出ていなかったかもしれない。

そういう風に、教師は子どもに関わる重要な大人であることに変わりはないが、親ではない。
大人になってみるとよく分かる。
教師にも家庭があり、悩みがあり、いつも子どもを受け入れられるくらい心に余裕があるわけじゃない。
それでも、手当が出ないのに放課後に時間を作ってくれて勉強を教えてくれたのは嬉しかったよ。一人だけ受験するわたしを気遣って、ココアを買ってくれたのも。家出したとき、何時間も話を聞いてくれたことも。
私が思い出せる教師はみんな、そういう人たちだったよ。

社会的に尊敬されている・されてない仕事って話になるとき、ファッキューって思う。そんなこと、どうだっていいんじゃ!!
(アマゾンプライムの特典、シネフィルwowowプラスで鑑賞)
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