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バーニー みんなが愛した殺人者のKのレビュー・感想・評価

4.0
テキサス州の小さな田舎。善人で人気者のバーニー、彼を悪くいう人なんて誰もいない。そんな彼が、誰からも嫌われるマージェリーにも親切にしていたものの、彼女の暴挙に耐えきれず殺害してしまう。誰にも愛されるバーニーの、ハイド博士の一面。
2人に対する町の人々をインタビューする形式で、2人の人柄や彼らに対する町の人々の思いが描き出される。

殺人を犯しても愛され続けるバーナー。嘘のような本当の話。

町一番の人気者であったバーニーを擁護する声は絶えなかった。

そんなバーニーには超異例の対応として、別の地域の裁判所で裁判を受けることとなった。

本来は「その町で嫌われ過ぎて陪審員が正確な判決が出来ない場合」、そのような対応となるが、バーニーの場合は「町の皆から愛され過ぎて正確な判決が下せない」という超特例の事由からであった。

事件から10年以上が経った今でもカーセージの町の皆から愛され、「また彼に会いたい」「私の葬儀はバーニーにやってほしいわ。心配なら鎖に繋いでおいていいから」等という声が絶えないという。
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