ゲドー

トレマーズ4のゲドーのレビュー・感想・評価

トレマーズ4(2004年製作の映画)
3.0
シリーズが続くごとに悪乗りが過ぎて3ではもう何なのこれとなっていたので、期待はしてませんでしたが、良い意味で裏切ってくれており完成度が上がっているため、シリーズの中で一番のお気に入りです。

何なのこれな前作から、原点回帰している他、1作目以前の話として西部開拓時代に移っていますがそれが見事に成功しています。
シリーズ通して大活躍のガンマーおじさんのご先祖様の話なのですが、あまりのヘタレっぷりに最初は拍子抜けしました。しかし、いやいやどうして面白いじゃないのヘタレのガンマーさん。
グラボイズは2や3のように過度な変形はせず、基本デカイミミズ状態で対決、舞台が開拓時代ということもあり前作までと比べれば火力不足になってしまったのは少し残念ですが、
それ以上に、お話の展開やコメディチックな描写が前作までより洗練され面白くなっています。また、1作目への伏線も絶妙で感心してしまいました。
登場人物もヘタレなガンマーおじさんはもちろんのこと、黒手のケリーとかいう胡散臭い凄腕ガンマンが良いキャラクターでお気に入りです。

ラストシーンで、僕たちの知っているガンマーおじさんも垣間見えるのもファンにとっては嬉しいはず。


劇中に出てきた大砲みたいな銃、パントガンが実在していたのは、まさに事実は小説より奇なりと言わざるを得ないですね。やっぱりアメリカはデタラメな国だ。
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