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オンリー・ゴッドの刺繍屋のネタバレレビュー・内容・結末

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

いまいち評判は芳しくない作品ですが、ニコラス・ウィンディング・レフン監督&ライアン・ゴズリングの“ドライブ”がかなり好みな作品だったので、同じコンビによるこちらの作品も鑑賞してみました。

感覚としてはドライブとヴァルハラ・ライジングの中間、ブロンソンに近い感じでしょうか?
少し観念的な部分が有り、選り好みしてしまいそうな作品ですね。

ストーリー的にも、ウィタヤー・バーンシーガーム演じるバンコク警察のチャン警部が“神”に当たるのでしょうが、“好きにしていいぞ”何て言ってた割りには娘を殺された父親がビリーを殺してしまうと、今度は一転して“やり過ぎだ。娘に売春させていたおまえにも責任がある”等と言って腕を切り落としてしまいますし!!(゜ロ゜ノ)ノ
彼なりの正義感に因って行動しているのでしょうが、相手の言い分を無視して、やりたい放題に感じられ、ついついゴズリング演じるジュリアンだけでなく、クリスティン・スコット・トーマスが演じたエキセントリックな母親クリステルにまで肩入れしてしまいました(;^_^A
チャン警部の行動に共感出来ればもっと楽しめたかもしれないだけに残念でした。
事が済んだ後、チャン警部がカラオケを熱唱するシーンはなかなか味のある演出で悪くなかったですヾ(´▽`*)ゝ

それと、レフン監督の陰影の使い方や色彩感覚等素晴らしい映像感性、アクション演出やバイオレンス描写を含め、こういうセンスは結構好みです。
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