原田眞人監督の中で1番面白いのでは?
(Filmarksのスコアで最も高い)
平成のコギャルの無敵感が画面から遺憾無く発揮されてる。
とりわけ、佐藤仁美の演技は秀逸。
例えば、ヤクザに脅されても怯まないし、数時間前に知り合ったばかりの帰国子女との別れが親友かと見紛うぐらい号泣して見送っても違和感を感じない(親友になるのに時間は関係ない)。
とは言うものの、少なくともコギャルの中にもヤクザにビビって服従する輩は存在し、終盤では不幸にもオヤジ狩りされたオヤジにボコられて重傷を負う彼女なんかは、悲しいかな、ここで云うコギャルの無敵の定義から外れた可哀相な只のヤンキー女子高生として責苦を負わされている(自己解釈)。
また、劇伴の五月蝿さや選曲のチョイスに時代を感じることができてむしろ良かった。